杉本博司 アートの起源

2010年11月からまるごと一年間を「科学」「建築」「歴史」「宗教」の4つのテーマに分け、杉本博司という一人の作家の展覧会を連続して開催するという、当館でおこなわれた画期的なプロジェクトに関連し刊行された書籍です。
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杉本博司(1948-)は、1970年代半ばより写真家として活動を始めました。考え抜かれたコンセプトと最高の技術から生み出された作品は研ぎ澄まされた美しさを持ち、世界中の人々を魅了し続けています。この奥深い杉本芸術の全貌を探るため、当館では2010年から2011年にかけて、一人の作家を一年間にわたり内容の異なる4つの展覧会で紹介するという、これまでにない大胆なプロジェクトを開催しました。“今、読めない先を見るためには、振り返らなければならない”と語る杉本の作品世界を通じて、4つのキーワードからアートの起源、ひいては人間の意識の起源を辿ることを、各展覧会の一貫したテーマとして展開しました。(展覧会紹介文より)

序文で杉本自身が「図録でもなく、評論集でもない、詩集でもなく、独白でもない、なにか」と述べるとおり、展示風景写真と展示作品についてのステートメントのほか、参考図版や随想的テキストなど、多様な内容を収録しています。
人類の精神史・人間の意識の起源を、アートを切り口として辿るという、かつてない深遠なテーマを掲げた展覧会「杉本博司 アートの起源」の魅力、そして杉本芸術の世界の魅力を余すところなく感じられる一冊です。
2009年に国立国際美術館でおこなわれた、人類学者・中沢新一との対談も収録。

(CONTENTS)
・序文
・アートの起源
・光学硝子五輪塔
・にしえの景色
・冷たい眼と熱い眼
・宝物の記憶
・魔の差す場
・写真学 事始め
・落ち着きの暮らし
・観念の形
・おだはら
・鸚鵡鳥の鳥籠
・天使来迎図
・歪曲的宙感
・時の浮き橋
・三夕茶会
・今冥途
・落石注意
・高松宮殿下記念世界文化賞を受賞して
・対談 歴史の歴史 (杉本博司×中沢新一)
・あとがき
カテゴリー > 書籍/カタログ
サイズ: 縦20.7cm、横15.1cm、高さ2.7cm 
重さ:640g
その他、特記事項:日本語、A5判、全223ページ、図版55ページ(モノクロ18ページ含む)
著者:杉本博司
出版社:新潮社
発売日:2012年1月18日
ISBN:978-4-10-478103-4
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