MIMOCA NEWS 001

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『20世紀美術　　フォーヴィスムからコンセプチュアル・アートまで』
ニコス・スタンゴス編　宝木範義訳
後1年と少しすれば、 20世紀も終わりとなった今日、 今世紀を振り返ってみると、
美術界にも様々な作家が現れ、 数多くの表現方法が生まれた事に改めて驚かさ
れます。 さて、本書はそんな20世紀の美術の主要な観念と発展をフォーヴィスム
を始めとして、それぞれのテーマ毎に評論したものです。もちろんそれぞれの画法
や動きを抽出して読む事も出来ますし 、全体を通せば今まで個々に理解していた
ものが一つの大きな流れとなって理解できます。 また、読み進めるにつれて,美術
家は常に新しい表現方法を模索し 、考えもつかないような手法を編み出しては、
私たちに驚きと喜びを提示し続けている事が再認識されます。美術に新しい流れ
が生まれている現在、これからの美術をどう感じ取って行くか、自分なりに考える
為の材料としても、活用できます。
　　　　　　　　　
美術図書室（2Fアートセンター）は無料でご利用いただけます。




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