MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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1. 猪熊弦一郎《Hiyaku》1956-57年
2. 猪熊弦一郎《極地設定(1)》1958年
3. 猪熊弦一郎《古い金へのあこがれ》1961年
4. 猪熊弦一郎《MIZU》1962年
5. 猪熊弦一郎《都市計設》1963年
6. 猪熊弦一郎《Blue Streets》1966年
7. 猪熊弦一郎《City Planning Yellow No.1》1968年
8. 猪熊弦一郎《Water Shores A》1970年
9. 猪熊弦一郎《Landscape GT》1972年
10.展示室A
11.展示室B

1-9.©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎展 NYでみた絵、かいた絵 Genichiro Inokuma: Works in NY

2021年12月18日(土)-2022年3月21日(月/祝)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(2022年1月3日, 10日, 3月21日は開館)、12月25日(土)-31日(金)、2022年1月4日(火)、11日(火)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

◎観覧料
一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金(企画展料金は別途)

◎概要
猪熊弦一郎(1902-93)は、52歳のとき、アメリカに移住し、ニューヨークでおよそ20年間暮らしました。渡米したのは1955年、終戦から10年が過ぎ、ニューヨークは現代美術の中心地となっていました。新しいものが次々に誕生し、活気に満ちたニューヨークは、猪熊の気性にぴたりと合い、この地で画家として新たなスタートを切ることとなったのです。
アメリカでは1940年代ごろから抽象表現主義が盛んになり、その後もミニマルアート、ポップアート、パフォーマンスアート、ランドアートと、新たな美術表現が生み出されていきました。猪熊は日常的に美術館やギャラリーをめぐり、新しいものに積極的に触れていました。それらは猪熊自身の表現活動にも影響を与えたはずです。実際、渡米をきっかけに猪熊の画風は具象から抽象へと大きく転換し、滞米中も変化し続けました。本展では、猪熊弦一郎のニューヨーク時代の作品とともに、同時期に活動していた他のアーティストたちの展覧会ポスターや案内状等を展示しています。これらは猪熊がニューヨークで入手し所蔵していたものです。猪熊が実際にその展示をみたかどうかはわかりませんが、彼が過ごした当時のニューヨークのアートシーンが概観できます。猪熊のニューヨーク時代の抽象表現を、時代背景とあわせてご堪能ください。

【展示室A】猪熊弦一郎のニューヨーク時代前半の抽象表現をご紹介しています。渡米してすぐの時期は、淡い色彩でまとめられ静かな印象を受けますが、次第に色のバラエティも増え、突進、拡散、流れ、回転といったような、動きやリズムの感じられる画面に変わっていきます。絵具を盛り上げたり、ざらつかせたりして、表面に変化をつけているのも、この時期の特徴です。

【展示室B】猪熊弦一郎のニューヨーク時代後半の抽象表現をご紹介しています。1964年頃から猪熊はアクリル絵具を使用し始めます。機を同じくして、カンヴァスを短い線で埋めるようになりました。太さのある手書きの線と、ピシッと真っ直ぐに引いた直線の組み合わせを、猪熊は「混乱と秩序」を表現したと述べています。その後、画面は少しずつ整理され、「都市」をモチーフに独自の抽象表現を展開しました。

[エントランス]
  1. 1. 《顔80》1989年、アクリル・カンヴァス、194.0×194.0
[展示室A]
  1. 2.《自画像》1924年、油彩・カンヴァス、41.5×41.5
  2. 3.《道》1956年、油彩・カンヴァス、127.0×91.5
  3. 4.《Hiyaku》1956-57年、油彩・カンヴァス、198.7×152.7
  4. 5.《極地設定(1)》1958年、油彩・カンヴァス、176.5×205.3
  5. 6.《古い金へのあこがれ》1961年、油彩・カンヴァス、216.1×168.0
  6. 7.《MIZU》1962年、油彩・カンヴァス、152.5×127.3
  7. 8.《獅子舞》1961年、油彩・カンヴァス、203.0×183.0
  8. 9.《Twist》1962年、油彩・カンヴァス、157.2×91.5
  9. 10.《都市計設》1963年、油彩・カンヴァス、101.5×76.5
  10. 資料: 猪熊旧蔵のポスターやDM(出品リスト)
[展示室B]
  1. 11.《Confusion and Order "A"》1964年、油彩・カンヴァス、203.1×177.8
  2. 12.《桃色の地図》1966年、アクリル・カンヴァス、203.5×126.8
  3. 13.《Landscape QR》1966年、油彩・カンヴァス、126.8×127.1
  4. 14.《Blue Streets》1966年、アクリル・カンヴァス、171.9×98.9
  5. 15.《City Green Light》1967年、アクリル・カンヴァス、152.7×127.3
  6. 16.《City Planning Yellow No.1》1968年、アクリル・カンヴァス、152.0×153.0
  7. 17.《Two Shores B》1970年、アクリル・カンヴァス、203.7×178.0
  8. 18.《Water Shores A》1970年、アクリル・カンヴァス、203.3×178.0
  9. 19.《Water Shores B》1970年、アクリル・カンヴァス、203.0×178.0
  10. 20.《Landscape GT》1972年、アクリル・カンヴァス、203.0×178.5
  11. 21.《Landscape BY》1972年、アクリル・カンヴァス、203.5×178.8

1. 猪熊弦一郎《Hiyaku》1956-57年
2. 猪熊弦一郎《極地設定(1)》1958年
3. 猪熊弦一郎《古い金へのあこがれ》1961年
4. 猪熊弦一郎《MIZU》1962年
5. 猪熊弦一郎《都市計設》1963年
6. 猪熊弦一郎《Blue Streets》1966年
7. 猪熊弦一郎《City Planning Yellow No.1》1968年
8. 猪熊弦一郎《Water Shores A》1970年
9. 猪熊弦一郎《Landscape GT》1972年
10.展示室A
11.展示室B

1-9.©公益財団法人ミモカ美術振興財団