MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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1. やなぎみわ《寓話シリーズ 眠り姫》2004年 ⒸMiwa Yanagi
2. 移動舞台車(ステージトレーラー)
3. やなぎみわ
4. 植松由佳

「開館25周年記念 MIMOCAコレクション じつはいろいろあるんです!」 やなぎみわアーティスト・トーク Miwa Yanagi Artist talk

日時:2017年4月22日(土)14:00−
講師:やなぎみわ(アーティスト)
聞き手:植松由佳(国立国際美術館主任研究員)
会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館2階ミュージアムホール
定員:170名
聴講料:無料
終了しました

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

◎概要
開催中の展覧会「開館25周年記念 MIMOCAコレクション じつはいろいろあるんです!」に写真作品が出品されている、やなぎみわによるアーティスト・トークをおこないます。出品している「寓話」シリーズは、2004年に当館で開催した個展「やなぎみわ 少女地獄極楽老女」に新作として発表されました。老女と少女が登場するお話を取り上げ、両者ともに特殊メイクをしたり仮面をかぶった少女がモデルとなることで、老幼それぞれに特徴づけられがちな暗さや清らかさを混ぜあわせた、美醜の同居する姿をあらわしています。このシリーズは、2000年からやなぎが制作していた、モデルとなる若い女性が考え演じる50年後の姿を、本人とやなぎのやりとりによって練り上げた写真作品「My Grandmothers」シリーズの次の展開であり、2009年のヴェネチア・ビエンナーレ出品作につながるものとなりました。
本トークでは、「寓話」シリーズを軸に、その前後の写真作品のつながり、さらに現在の活動の中心である演劇活動について存分に話していただきます。なお聞き手は、やなぎみわの個展を2回企画実施し、その活動を深く知る国立国際美術館主任研究員の植松由佳が務めます。

1. やなぎみわ《寓話シリーズ 眠り姫》2004年 ⒸMiwa Yanagi
2. 移動舞台車(ステージトレーラー)
3. やなぎみわ
4. 植松由佳

◎やなぎみわ
アーティスト。1990年代後半より写真作品を中心に発表を始める。2004年の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での個展「やなぎみわ 少女地獄極楽老女」ほか国内外で多数の展覧会を開催。2009年には第53回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表となる。2010年より演劇公演を手がけており、2011から12年にかけて大正期の日本を舞台に新興芸術運動の揺籃を描いた「1924」三部作を、2013年には「ゼロ・アワー 東京ローズ最後のテープ」を美術館や劇場で上演した。さらに荷台の背がもちあがり光り輝く舞台が出現する台湾製の移動舞台車(ステージトレーラー)を製造し日本に初輸入。2016年には、その舞台車で中上健次原作の「日輪の翼」を各地で上演。今夏は京都公演を予定している。

◎植松由佳
国立国際美術館主任研究員。2008年まで丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)に勤務し現職。MIMOCAでは「やなぎみわ 少女地獄極楽老女」(2004年)のほかヤン・ファーブル、須田悦弘、エイヤ=リーサ・アハティラ、マルレーネ・デュマス、ピピロッティ・リストなど多数の展覧会を企画。また国立国際美術館では「やなぎみわ 婆々娘々!」(2009年)のほか束芋、アンリ・サラ、ヴォルフガング・ティルマンス、森村泰昌など国内外の作家の個展やグループ展を手がける。2011年、第54回ヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショーナー、2008年、第13回バングラデシュ・ビエンナーレ日本参加コミッショナーを務める。京都市立芸術大学非常勤講師。

企画展情報

関連プログラム

「エコーのしっぽ」
小金沢健人パフォーマンス

2017年5月28日(日)15:00−

小金沢健人による光と音のパフォーマンスをおこないます。

やなぎみわアーティスト・トーク
2017年4月22日(土)14:00−
終了しました
出品作家である、やなぎみわによるアーティスト・トークをおこないます。

ホンマタカシ「First, jay comes./最初にカケスがやってくる」上映会+トーク
日時:2017年2月25日(土) 13:00−
料金:一般1,000円、小学生500円、小学生未満無料
終了しました

ホンマタカシによる映画「First, jay comes./最初にカケスがやってくる」を上映します。ホンマによるアフタートークもあり。

キュレーターズ・トーク
展覧会会期中の毎日曜日/14:00−
*他の関連プログラム開催時を除きます
*5月28日は「エコーのしっぽ」小金沢健人パフォーマンス 開催のためキュレーターズ・トークは中止します
本展担当キュレーター(松村円)が展覧会をご案内します。