MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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1. 猪熊弦一郎《座像》1933年
2. 猪熊弦一郎《妻と手袋》1939年
3. 猪熊弦一郎《壺と婦人座像》1950年
4. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-3》2018年
5. 鈴木理策《Étude 10, F-5》2010年
6. 展示室A
7. 展示室B

1-3.©公益財団法人ミモカ美術振興財団
4-5.©Risaku Suzuki

猪熊弦一郎と新収蔵作品による鈴木理策展 Genichiro Inokuma and Risaku Suzuki

会期:2022年7月16日(土)-11月6日(日)
休館日:月曜日(ただし7月18日、9月19日、10月10日は開館)、7月19日(火)、9月20日(火)、10月11日(火)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

◎観覧料
一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金(企画展料金は別途)

◎概要
猪熊弦一郎(1902-1993)は、香川県内で生まれ育ったのち、東京美術学校(現東京藝大)西洋画科で学びました。画業の前半、モデルをもとに制作していた猪熊は、何をどのように描いていたのでしょうか。「絵として美しいこと」を大切にした猪熊は、「きっとみなさんはぼくらの絵をみて、どうしてあんなものをかくのかと思ったでしょうね。それは人間には考える力があるからです。(中略)どのように考えてもそれはその人の自由なわけです。そこに創造というたいせつな問題があるのですよ。」*と言います。本展では美術学校在学中の裸婦像を始まりに、52歳で渡米し抽象へ転じるまでの間の「椅子に座る人」という一つの題材を描いた作品を通して、猪熊の創造を知ります。
さて当館は、昨年度に寄贈を受けて、鈴木理策(1963- )の「知覚の感光板」のシリーズから6点を新たに収蔵しました。2015年に開催した展覧会「鈴木理策写真展 意識の流れ」に出品された作品《Étude 10, F-5》(2010年)も合わせた7点を展示します。
人は風景の中に身を置いた時、心の動きのままにあちらこちらと視線 を動かし、目に留めたものを次々と繋ぎ合わせながら見ている一方、カメラという機械は全てを等価に捉えます。しかし、鈴木の写真を見る時、 鑑賞者は全体を等しく見ることはできず、あれこれと見るべきものがあ らわれて見尽くせない、「見ること」そのものを体験することとなります。
猪熊弦一郎と鈴木理策、二人の芸術家がそれぞれに表現したものをどうぞご覧ください。

*「歩く教室②美術館見学―絵の見方かき方―」『少年朝日』316号 1950年12月 pp.19-23

鈴木理策HP https://risakusuzuki.com/ja/

[展示室A]
  1. 1. 猪熊弦一郎《自画像》1924年、油彩・カンヴァス、38.3×38.0
  2. 2. 猪熊弦一郎《題名不明》1926年頃、油彩・カンヴァス、72.7×53.0
  3. 3. 猪熊弦一郎《裸婦習作》1926年、油彩・カンヴァス、72.6×60.3
  4. 4. 猪熊弦一郎《眠れる女》1927年、油彩・カンヴァス、116.8×90.9
  5. 5. 猪熊弦一郎《題名不明》1928年、油彩・カンヴァス、65.1×53.0
  6. 6. 猪熊弦一郎《青衣》1930年、油彩・カンヴァス、71.3×49.5
  7. 7. 猪熊弦一郎《ギターを持った女》1930年、油彩・カンヴァス、53.0×45.5
  8. 8. 猪熊弦一郎《パレットを持つ女》1931年、油彩・カンヴァス、90.8×65.3
  9. 9. 猪熊弦一郎《パレットを持てる女(一)》1931年、油彩・カンヴァス、80.5×53.2
  10. 10. 猪熊弦一郎《赤きスカートの女》1932年、油彩・カンヴァス、80.3×65.0
  11. 11. 猪熊弦一郎《題名不明》1933年頃、油彩・カンヴァス、100.1×80.8
  12. 12. 猪熊弦一郎《モデルと女》1933年、油彩・カンヴァス、162.0×130.1
  13. 13. 猪熊弦一郎《題名不明》1933年頃、油彩・カンヴァス、80.5×60.5
  14. 14. 猪熊弦一郎《文子座像》1933年頃、油彩・カンヴァス、72.7×49.8
  15. 15. 猪熊弦一郎《座像》1933年、油彩・カンヴァス、145.5×112.5
  16. 16. 猪熊弦一郎《籐椅子の女》1935年、油彩・カンヴァス、145.6×112.5
  17. 17. 猪熊弦一郎《支那服の女》1936年、油彩・カンヴァス、145.0×112.0
[展示室B]
  1. 18. 猪熊弦一郎《座像ルノアールのモデル》1939年、油彩・カンヴァス、73.0×59.0
  2. 19. 猪熊弦一郎《題名不明》1939年頃、油彩・カンヴァス、80.5×64.5
  3. 20. 猪熊弦一郎《題名不明》1939年頃、油彩・厚紙、40.8×33.0
  4. 21. 猪熊弦一郎《S君の像》1939年、油彩・カンヴァス、81.5×65.3
  5. 22. 猪熊弦一郎《妻と手袋》1939年、油彩・カンヴァス、80.8×60.0
  6. 23. 猪熊弦一郎《ヴィオロンと女》1940年、油彩・カンヴァス、80.6×60.4
  7. 24. 猪熊弦一郎《題名不明》1944年、油彩・カンヴァス、72.4×54.1
  8. 25. 猪熊弦一郎《黄色いスカートの婦人》1946年、油彩・カンヴァス、80.5×64.5
  9. 26. 猪熊弦一郎《婦人と猫》1949年、油彩・カンヴァス、80.0×64.1
  10. 27. 猪熊弦一郎《壺と婦人座像》1950年、油彩・カンヴァス、80.0×65.0
  11. 28. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-3》2018年、Giclee print、95.2×119.0
  12. 29. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-176》2018年、Giclee print、95.2×119.0
  13. 30. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-180》2018年、Giclee print、119.0×95.2
  14. 31. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-425》2018年、Giclee print、95.2×119.0
  15. 32. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-64》2018年、Giclee print、95.2×119.0
  16. 33. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-325》2018年、Giclee print、95.2×119.0
  17. 34. 鈴木理策《Étude 10, F-5》2010年、発色現像方式印画、95.2×119.0

1. 猪熊弦一郎《座像》1933年
2. 猪熊弦一郎《妻と手袋》1939年
3. 猪熊弦一郎《壺と婦人座像》1950年
4. 鈴木理策《知覚の感光板/La plaque sensible 18, PS-3》2018年
5. 鈴木理策《Étude 10, F-5》2010年
6. 展示室A
7. 展示室B

1-3.©公益財団法人ミモカ美術振興財団
4-5.©Risaku Suzuki