MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA EYE / ミモカアイ

MIMOCA EYE / ミモカアイ

2022年、MIMOCAは現代美術の新たな公募展「MIMOCA EYE / ミモカアイ」を創設し、35歳以下のアーティストを対象として現代美術の作品を公募します。ジャンルは問いません。応募書類による1次審査で入選作品を決定し、入選作による展覧会「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」を開催します。さらに入選作から大賞および準大賞を選出します。

「アートとはその時代の答えであって、アーティストはこの現代をどう表現するのかという責任がある。それがコンテンポラリーアート。未来に向かってアーティストがどういうふうに方向づけ、今にないものを発見していくかっていう、一番大事で一番難しいことの結果を見せる美術館であってほしい」(猪熊弦一郎)

猪熊弦一郎のこの言葉を指針とするMIMOCAは、フレッシュな感性をもつ方々の才能に大いに期待しています。そこで、これからを担う若いアーティストが時代を捉えながら新しい表現を生み出し、独自の才能をはばたかせる起点となる場として、公募展「MIMOCA EYE / ミモカアイ」を開催します。
MIMOCAでは、2000年に当時32歳だった中山ダイスケの個展を開催、その後、活躍が期待される40歳以下の作家の個展を「MIMOCA’S EYE」としてシリーズ化し、2001年にvol.1の野口里佳、2009年にvol.2の小金沢健人を、2013 年にはvol.3としてフランシス・アップリチャードを取り上げてきました。この度の「MIMOCA EYE / ミモカアイ」は、公募展へと変わり、芸術家として活動する若い人たちに門戸を広げ、発展の場とするものです。1次審査で選考された入選作による展覧会「MIMOCA EYE / ミモカアイ」を開催し、さらに入選作の中から大賞、準大賞を選出します。大賞には賞金のほか、副賞として丸亀市猪熊弦一郎現代美術館での個展開催の機会を提供し、受賞後の更なる飛躍を後押しします。今後は継続して3年ごとに実施する予定です。

「第1回MIMOCA EYE / ミモカアイ」大賞・準大賞作品決定

2022年、MIMOCAは現代美術の新たな公募展「MIMOCA EYE / ミモカアイ」を創設し、35歳以下のアーティストを対象として現代美術の作品を公募しました。初回となる「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」では294人(組)の応募をいただき、選考委員による1次審査(書類)の結果、17点の入選作が決定しました。さらに2022年11月19日(土)、展示された入選作品により2次審査を行い、入選作17点のなかから大賞と準大賞作品が決定しました。大賞を受賞者には、副賞として2024年度以降に当美術館での個展開催の機会が授与されます。また、このたびの審査を経て、選考委員個人賞が追加されました。

【大賞】西條 茜《Phantom Body -蜜と泉-》2022年
 作家インタビュー

【準大賞】中谷優希《シロクマの修復師》2022年
 作家インタビュー

【選考委員個人賞】
・植松由佳賞 井上裕加里《Asian women -Japan and Iran-》2022年
・杉戸洋賞 婦木加奈子《洗濯物の彫刻》2022年
・高橋瑞木賞 池添俊《声を待つ》2022年
・高嶺格賞 大東忍《夏草を燃やす》2022年
・中山ダイスケ賞 須崎喜也《托鉢》2022年

受賞者のみなさま、おめでとうございます!

◎入選者(50音順)

池添俊《声を待つ》2022年
石綿優太郎《水の音色》2022年
井上裕加里《Asian women -Japan and Iran-》2022年
小穴琴恵《壁とはみ出た木》2022年
大野陽生《Sea Monk》2022年
上久保徳子《ずっと傾いたスープ》2022年
熊谷亜莉沙《あなたは誰だと思う?》2022年
西條茜《Phantom Body -蜜と泉-》2022年
ジダーノワ アリーナ《記憶の沿岸》2022年
須崎喜也《托鉢》2022年
大東忍《夏草を燃やす》2022年
但馬ゆり子《あなたにとって、わたしにとって。》2022年
谷口典央《New planet log 2》2022年
中谷優希《シロクマの修復師》2022年
原田愛子《Frankenstein’s feet (for all of the sewers)》2022年
婦木加奈子《洗濯物の彫刻》2022年
吉田志穂《庭になるもの》2022年

オンライン座談会①(参加者:大野陽生・上久保徳子・婦木加奈子)
オンライン座談会②(参加者:池添俊・ジダーノワ アリーナ・大東忍・谷口典央)
オンライン座談会③(参加者:井上裕加里・熊谷亜莉沙・西條茜)

過去の公募展・大賞受賞作家展
「第1回MIMOCA EYE / ミモカアイ」大賞受賞記念 西條茜展(仮)
2025年1月26日(日)-3月30日(日)
休館:月曜日(祝休日の場合はその直後の平日)
若いアーティストが独自の才能をはばたかせる起点として2022年に始まった公募展「MIMOCA EYE / ミモカアイ」。その第1回大賞受賞者である西條茜の個展を開催します。西條は陶を素材とした作品で自他の身体へと意識を傾ける瞬間を作りだし、他者との境界や関わりについて考察してきました。本展では新たな素材へも挑戦し、更なる深化を試みます。

西條茜《果樹園》2022年 Photo:Takeru Koroda