MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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1. 猪熊弦一郎《顔80》1989年
2. 猪熊弦一郎デザイン《スツール》1953年 撮影:高橋章
3. 猪熊弦一郎《魚と女》1939年
4. 猪熊弦一郎《顔25》1988年
5. 展示室A
6. 展示室B
1-4. ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎展 生活に美を Genichiro Inokuma: Beautiful life

会期:2023年10月8日(日)-12月10日(日)
休館日:月曜日(10月9日は開館)、10月10日(火)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

◎観覧料
一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金(企画展料金は別途)

◎概要
猪熊弦一郎(1902-1993)は90歳で亡くなるまで約70年にも及んで絵画を描き続ける一方で、グラフィックやテキスタイルのデザイン、壁画や家具なども制作しました。その活動は多岐に渡りますが、根底には、画家が社会に対してできるのは、生活のあらゆる場面に美を提供することであるという考えがありました。自身の旨として身の周りを美しく整えて暮らしていたことに加え、生活の立て直し、都市の復興が必須となった戦後を40代半ばで過ごしたことも、幅広い活躍に拍車をかけたことでしょう。
さて、絵画作品に目を向けると、絵画に描かれた人物がまとう衣服や室内を装飾する小物にも猪熊の美に対する意識が反映されていますが、パリに遊学中(1938−40)の作品では布地の色や柄に加えて素材感が表現され、戦後の作品ではぺたりとした色面の組み合わせで描くというように描き方は変化しました。「単純化ということは、単に簡単にすることではありません。多くをふくんだ、多くを知ったエッサンス(精髄)という意味です。」*と自ら語り、次第に単純化をたどる猪熊の絵画の特徴も、これらの作品から読み取ることができます。
さらに同時開催の企画展「須藤玲子:NUNOの布づくり」では、須藤が猪熊の作品《顔80》とコラボレーションした新作が発表されます。これにちなみ、猪熊の代表的なシリーズの一つである、顔を描いた作品もご紹介します。

*猪熊弦一郎「色彩と芸術」『洋画技法講座4』美術出版社、1949年

1. 猪熊弦一郎《顔80》1989年
2. 猪熊弦一郎デザイン《スツール》1953年 撮影:高橋章
3. 猪熊弦一郎《魚と女》1939年
4. 猪熊弦一郎《顔25》1988年
5. 展示室A
6. 展示室B
1-4. ©公益財団法人ミモカ美術振興財団

[展示室A]
1. 猪熊弦一郎《自画像》年代不明、インク・紙、35.6×27.5
2. ホンマタカシ《三越包装紙》2014年、タイプCプリント、各25.4×20.3(4枚組み)
3. 猪熊弦一郎《上野駅中央コンコース壁画《自由》第一案》猪熊弦一郎、1951年、水彩、鉛筆・紙、15.0×70.4 中谷彰-株式会社宣弘社寄贈
4. 猪熊弦一郎《JR上野駅中央コンコース壁画《自由》原画》猪熊弦一郎、1951年、鉛筆、インク・トレーシングペーパー、31.3×148.2
5. 猪熊弦一郎がデザインした陶画《和敬清寂》現在の様子、写真、72.8×58.3 ©︎Takashi Homma
6. 猪熊弦一郎がデザインした陶画《和敬清寂》現在の様子、写真、72.8×58.3 ©︎Takashi Homma
7. 猪熊弦一郎がデザインした陶画《和敬清寂》現在の様子、写真、72.8×90.8 ©︎Takashi Homma
8. 猪熊弦一郎がデザインした陶画《和敬清寂》現在の様子、写真、72.8×90.8 ©︎Takashi Homma
9. 猪熊弦一郎《株式会社宣弘社風呂敷原画》年代不明、アクリル・紙、73.8×72.4 小林利雄寄贈
10. 猪熊弦一郎《株式会社宣弘社風呂敷原画》年代不明、アクリル・紙、70.4×70.5 小林利雄寄贈
11. 絵・猪熊弦一郎《株式会社宣弘社風呂敷》年代不明、シルク、65.5×66.5
12. 絵:猪熊弦一郎《風呂敷》年代不明、シルク、65.5×64.0
13. 絵:猪熊弦一郎《クロス》1972年、綿、130.0×124.5(1パターン)
14. 絵:猪熊弦一郎《クロス》1972年、綿、43.0×124.5(1パターン)
15. 絵:猪熊弦一郎《クロス》1972年、綿、33.0×125.0(1パターン)
16. 絵:猪熊弦一郎《猫の庭》1955年頃、布、73.2×73.5(1パターン)
17. 猪熊弦一郎《題名不明》年代不明、水彩・紙、36.2×26.4
18. 絵:猪熊弦一郎《風呂敷》年代不明、シルク、70.7×74.0
19. デザイン:猪熊弦一郎《真鍮網による椅子》1950年、真鍮網、革、鉄、91.5×82.5×72.5
20. デザイン:猪熊弦一郎《寝椅子》1952年、布、革、紐、木、鉄、117.3×70.2×62.2
21. デザイン:猪熊弦一郎《スツール》1953年、クローム塗金・木、鉄39.3×39.3×33.0
22. デザイン:猪熊弦一郎《アケサイドテーブル》1953年 アケビ材、鉄、60.6×41.9
23. デザイン:猪熊弦一郎《テーブル》1953年、木、紐、塩化ビニール板、鉄、56.0×119.2×28.9
24. デザイン:猪熊弦一郎《サイドテーブル》1953年、木、鉄、38.0×121.2×32.0

[展示室B]
25. 猪熊弦一郎《題名不明》1992年、アクリル・カンヴァス、53.0×45.5
26. 猪熊弦一郎《題名不明》1992年、アクリル・カンヴァス、45.6×38.0
27. 猪熊弦一郎《顔25》1988年、インク・紙、37.8×29.5
28. 猪熊弦一郎《題名不明》1992 年、鉛筆・紙、20.2×12.7
29. 猪熊弦一郎《魚と女》1939年、油彩・カンヴァス、91.5×53.4
30. 猪熊弦一郎《題名不明》1940年頃、油彩・カンヴァス、80.7×60.0
31. 猪熊弦一郎《題名不明》1939年頃、油彩・厚紙、64.9×53.8
32. 猪熊弦一郎《S君の像》1939年、油彩・カンヴァス、81.5×65.3
33. 猪熊弦一郎《題名不明》1938 年、油彩・カンヴァス、73.0×60.0
34. 猪熊弦一郎《黄色いスカートの婦人》1946年、油彩・カンヴァス、80.5×64.5
35. 猪熊弦一郎《題名不明》1946-50年頃、油彩・カンヴァス、64.6×50.1
36. 猪熊弦一郎《壺と婦人座像》1950年、油彩・カンヴァス、80.0×65.0
37. 猪熊弦一郎《顔20D》1989年、アクリル・カンヴァス、126.0×90.8
38. 猪熊弦一郎《顔12》1988年、アクリル・カンヴァス、96.5×66.0
39. 猪熊弦一郎《顔31》1989年、アクリル・カンヴァス、194.0×194.0
40. 猪熊弦一郎《顔35》1989年、アクリル・カンヴァス、136.0×121.3
41. 猪熊弦一郎《顔20C》1989年、アクリル・カンヴァス、152.0×121.4
42. 猪熊弦一郎《緑の中の美しき顔》1992年、アクリル・カンヴァス、111.0×96.0
43. 猪熊弦一郎《顔80》1989年、アクリル・カンヴァス、194.0×194.0