MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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1. 猪熊弦一郎《二人》1936年
2. 猪熊弦一郎《K君の像》1939年
3. 猪熊弦一郎《妻と赤い服》1950年
4. 猪熊弦一郎《Landscape GT》1972年
5. 猪熊弦一郎《窓と星座》1985年
6. 猪熊弦一郎《鳥とカイト》1992年
7. 展示室A
8. 展示室B

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©公益財団法人ミモカ美術振興財団

猪熊弦一郎展 好奇心と素直さ Genichiro InokumaーCuriosity and Honesty

会期:2023年12月23日(土)-2024年3月10日(日)
休館日:月曜日(1月1日、1月8日、2月12日は開館)、2023年12月26日(火)−31日(日)、2024年1月4日(木)、1月9日(火)、2月13日(火)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団

◎観覧料
一般 300円(240円) 大学生 200円(160円)、高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
*( )内は20名以上の団体料金(企画展料金は別途)

◎概要
猪熊弦一郎(1902-1993)は生涯、画家として現役を貫きました。その画業はおよそ70年の長きに及び、画風が幾度か大きく変化しました。本展では、猪熊弦一郎の画業を回顧し、画風の変遷をたどります。
画業の初期は、主に人物をモチーフに具象画を描いています。学生時代の写実的な描き方は、徐々に、単純化とデフォルメを加えた、太い輪郭線とコントラストの強い色遣いへと変容しました。30代半ばのパリ遊学後はアンリ・マティスの影響を強く受け、形と色のバランスによる画面構成を追求することで、画面は幾何学形で細かく分割されるようになり、具象ながらも抽象的な様相に近づいていきました。50歳を過ぎ渡米、伝統にしばられないアメリカの自由な空気が作用し、猪熊の抽象表現は一気に開花、ニューヨークでの20年にわたる創作活動の中で、都市を概念的に描くという独自の抽象表現を確立しました。晩年、東京とハワイを行き来するようになると、明るいハワイの陽光のなかで、猪熊の絵に鮮やかな色彩と有機的な形が戻り、さらに顔や動物といった具象形態も抽象形態に混じるようになりました。
画風はさまざまに変化しましたが、その背景には、自分にしか描けない美しい絵を描きたいという一貫した思いがありました。類稀なる「好奇心と素直さ」をもって環境や時代の変化をポジティブに受け入れながら、あますところなく自分自身を表現しようとし続けた結果が、画風の変化につながったのです。

[展示室A]
  1. 1. 《題名不明》1916、鉛筆・紙、23.7×31.1
  2. 2. 《自画像》1925、油彩・カンヴァス、37.8×37.8
  3. 3. 《婦人像》1926、油彩・カンヴァス、116.8×91.0
  4. 4. 《二人》1936、油彩・カンヴァス、194.0×130.0
  5. 5. 《にんにく売る子供》1938、油彩・カンヴァス、91.5×53.4
  6. 6. 《パイプと男》1939、油彩・カンヴァス、60.6×50.0
  7. 7. 《三人娘と自転車》1938、油彩・カンヴァス、73.0×60.0
  8. 8. 《モンマルトル裏街》1939、油彩・カンヴァス、64.1×81.1
  9. 9. 《Portrait de Mr. Kurachi》1939、油彩・カンヴァス、41.0×33.1
  10. 10. 《K君の像》1939、油彩・カンヴァス、80.5×64.4
  11. 11. 《自動車の残骸(マニラ)》1942、油彩・カンヴァス、60.3×72.4
  12. 武田薬品工業株式会社 蔵(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館寄託)
  13. 12. 《B-17の残骸(クラークフィールド)》1942、油彩・カンヴァス、60.7×73.1
  14. 武田薬品工業株式会社 蔵(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館寄託)
  15. 13. 《青い服》1949、油彩・カンヴァス、79.0×64.5
  16. 14. 《三越包装紙「華ひらく」型紙》1950、インク, 水彩・紙、サイズ可変(15枚組)
  17. 15. 《壷と婦人座像》1950、油彩・カンヴァス、80.0×65.0
  18. 16. 《妻と赤い服》1950、油彩・カンヴァス、116.5×91.0
  19. 17. 《鳥と遊ぶ子供達》1954、油彩・カンヴァス、193.5×130.0
  20. 18. 《馬と道化》1955、油彩・カンヴァス、117.0×91.0
  21.  
[展示室B]
  1. 19. 《黄色の反響》1960、油彩・カンヴァス、200.3×175.0
  2. 20. 《Confusion and Order “A”》1964、油彩・カンヴァス、203.1×177.8
  3. 21. 《The City (Green No.1)》1968、アクリル・カンヴァス、203.5×178.0
  4. 22. 《Water Shores B》1970、アクリル・カンヴァス、203.0×178.0
  5. 23. 《Landscape GT》1972、アクリル・カンヴァス、203.0×178.5
  6. 24. 《自由の住む都市》1980、アクリル・カンヴァス、137.2×122.0
  7. 25. 《宇宙は機械の運動場 No.2》1981、アクリル・カンヴァス、200.0×250.0
  8. 26. 《窓と星座》1985、アクリル・カンヴァス、194.0×258.8
  9. 27. 《ロックミュージック》1984、アクリル・カンヴァス、111.2×96.0
  10. 28. 《太陽は待って居る》1987、アクリル・カンヴァス、194.0×130.3
  11. 29. 《顔23(B)》1988、アクリル・カンヴァス、100.0×80.5
  12. 30. 《鳥とカイト》1992、アクリル・カンヴァス、162.2×130.3

1. 猪熊弦一郎《二人》1936年
2. 猪熊弦一郎《K君の像》1939年
3. 猪熊弦一郎《妻と赤い服》1950年
4. 猪熊弦一郎《Landscape GT》1972年
5. 猪熊弦一郎《窓と星座》1985年
6. 猪熊弦一郎《鳥とカイト》1992年
7. 展示室A
8. 展示室B

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©公益財団法人ミモカ美術振興財団