丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(以下、MIMOCA)では、8月9日(水)、10日(木)、12日(土)、13日(日)にワークショップ「選んでミックス☆MIMOCA缶バッジ!」を実施しました。子どもから大人まで、4日間で計639名にご参加いただきました。今回のワークショップの準備から実施までの様子をお届けします。

開催場所:造形スタジオ

「自分だけのMIMOCA缶バッジ!」

「選んでミックス☆MIMOCA缶バッジ!」は、いろいろな場所で撮影されたMIMOCAの建物の写真から「気になる1枚」を選んで、カラフルな紙やシール、切手や、紐などを貼り付けてコラージュを作ります。そして、完成したコラージュのビビッ!ときた部分を切り取って缶バッジにするワークショップです。

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出来上がる缶バッジには、参加者が選んだ「お気に入りの場所」と「材料」が閉じ込められています。子どもから大人まで、誰でも気軽に参加でき、夏休みや旅行・帰省の記念に、素敵な思い出を持って帰っていただきたいという思いから実施しました。

「子どもたちとの企画づくり」

8月に向けて、ワークショップに企画段階から関わってもらうキッズサポーターを募集しました。キッズサポーターには、一足早くプログラムを体験してもらい、当事者の目線からアドバイスをもらいました。よりよいプログラムに仕上げるために、力を貸していただきました。今回キッズサポーターとして集まってくれたのは、小学1年生から小学5年生の合計4名。スタッフより今回のワークショップの内容と、協力してほしいことを伝え、活動スタートです。

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キッズサポーターは、まずMIMOCAを探検してお気に入りの場所を見つけ、コラージュの土台となる写真を撮影しました。

撮影した写真は、8月のワークショップで実際に参加者に使ってもらえるよう準備をしました。どの写真にもMIMOCAの魅力がぎゅっと詰まっています。

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※キッズサポーターが撮影した写真

そして、造形スタジオに戻って缶バッジを制作しました。写真に貼りつける素材は何が良いか、参加者はここが困るんじゃないか、などスタッフでも気づかなかった部分を話し合いながら、次に参加する人が楽しめるよう真剣に意見を出してくれました。

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キッズサポーターの意見をご紹介します。
ひとつめは、出来たコラージュを丸く切り抜く作業についてです。
キッズサポーターからは、「印をつけるペンが鉛筆だと黒で見えにくく切り抜くのが難しい。あと、テープを貼っていると印がつけにくい。色鉛筆はどう?」と提案してくれました。

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これを受けて、ワークショップ初日は色鉛筆やマジックを印付けのペンとして準備しました。そうすることで、子どもたちでも簡単にはっきりとした印がつけられるようになりました。

ふたつめは、缶バッジの仕上がりについてです。

出来上がった缶バッジを見て、「プレスすると、缶バッジの端のデザインが巻き込まれて表からは見えなくなるので、作る前に教えてあげられた方が良いかも?」と提案してくれました。

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これを受けて、当日は「缶バッジの作り方」に「見えるところ、見えなくなるところ」と分かりやすく、イラスト付きでお知らせしました。

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キッズサポーターの募集は初めての試みだったため、5月に実施したワークショップの申込者に向けて希望者を募りましたが、今後はMIMOCAをサポートしたいという子どもたちにどんどん参加してもらえるよう、オープンに募集していきます。

「夏の思い出をMIMOCAで」

ワークショップ当日。今回のワークショップは、予約不要であること、また、コロナ禍が明けて初めての大規模なワークショップであることから、どれくらいたくさんの方にお越しいただけるのか、スタッフ一同ドキドキしながら、皆さんをお待ちしていました。10時になり造形スタジオを開場すると、お子さま連れのお友達ご家族や親子など、たくさんのお客さまにご来場いただき、会場はすぐに満席になりました。

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当日のワークショップの様子をご紹介します。
まずは、いろいろな場所で撮影されたMIMOCAの建物の写真を1枚選びます。

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そして、選んだ写真にコラージュする材料を選びます。机には、カラフルな紙やシール、切手や、紐など、参加者の皆さんに缶バッジ作りを楽しんでいただけるように、いろいろな材料を準備しました。

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材料を選び、席に戻って、缶バッジ作りスタートです。
選んだ写真に飾り付け。紙をいろんな形に切って貼ったり、シールを貼ったりして、続々とコラージュが完成します。

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コラージュが出来たら、型紙をあてて、どこを缶バッジにするか決めます。
缶バッジにするポイントが決まったら、丸く印をつけて、はさみで切り抜きます。

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切り抜けたら、缶バッジコーナーに移動します。参加者が缶バッジコーナーにコラージュを預けたら、あとはスタッフがガシャンとプレスして、オリジナルの缶バッジの完成です。

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「みてみて!」と家族やスタッフに完成した缶バッジを見せに来てくれる参加者や、
「これ、おばあちゃんにプレゼントするの!」と自分の作ったものを大切な人への贈り物にする参加者も。

アンケートでは、このような感想をいただきました。
「親子3人で想像力豊かに思いのまま作る事が出来て、とても楽しかったです。同じ写真でも切り抜く場所によって、全く違うバッジが出来てて面白かったです。」
「オリジナルの缶バッジ、来館の記念にもなりました。」

3世代のご家族や、20代のグループなど、4日間を通して、幅広い年齢層の皆さんに缶バッジ作りを楽しんでいただきました。

皆でお話しながら作ったり、完成したバッジを見せ合ったりしながら、子どもも大人も一緒になって缶バッジ作りを楽しんでいただけた今回のワークショップ。このプログラムが、MIMOCAを身近に感じる体験の一つとなれば幸いです。

文/大浦美咲、島田里都子

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