MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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開館32周年記念イベント MIMOCA’S BIRTHDAY 11月23日は無料開館! The 32nd MIMOCA’S BIRTHDAY

会期:2023年11月23日(木・祝)
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)

主催:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、公益財団法人ミモカ美術振興財団、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

◎MIMOCAと猪熊弦一郎

「美術館は心の病院」
猪熊弦一郎(1902-1993)が残した言葉であり、当館のコンセプトです。
猪熊は戦前フランスに遊学し、戦後はニューヨークに20年住んでいました。欧米では街の中に教会があり、人々が疲れた心を癒し、また日常に戻るという暮らしの様子を知っていました。そして、美術館にも同じ役割を担ってほしいと考えていました。日常とは違う美しい空間で新しいものに触れ、リフレッシュしてほしい。そのために、誰もが気軽に来ることができる場所に美術館があるべき、と考えて駅前に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)を建てました。


撮影:増田好郎

「猪熊の在り方」
猪熊弦一郎はニューヨークで画家として活動すると同時に、日米文化交流においても重要な役割を担いました。猪熊がニューヨークに活動の場を移した50年代~70年代は海外渡航がまだ身近ではなかった時代ということもあり、日本から同市を訪れる政治家や企業家、一般の旅行者まで、さまざまな人が猪熊を頼りました。猪熊とその妻・文子は誰に対しても気さくに接し、こまやかに面倒をみたことから「民間大使」と称されました。文子夫人が料理をふるまった猪熊邸は「フミ・レストラン」と呼ばれていました。
こうした猪熊の在り方が「心の病院」であるMIMOCAに受け継がれていきました。MIMOCAには、猪熊の温かで、細やかな気遣いが内包されています。


ゲートプラザでの猪熊弦一郎

「MIMOCA’S BIRTHDAY」
MIMOCAは今年11月23日(木・祝)に開館記念32周年を迎えます。毎年、開館記念日には日頃の感謝をこめて、皆様をおもてなしするためにさまざまなイベントを開催します。この日は、いつもとは違うお誕生日ならではの「おもてなし」をご用意し、猪熊夫妻のように気さくに、細やかな気遣いで皆様をお迎えしたいと考えています。ぜひお越しください。

◎各おもてなし
全館無料の他に、この日だけのスペシャルイベントが盛りだくさん!

おもてなし①タコスパーティー
文子夫人がパーティーではタコスをよく提供していたことに着目し、猪熊夫妻のおもてなしを参考にみんなで「食」を楽しむイベントを実施します。美術館の正面玄関であるゲートプラザを中心にタコス、ドリンク、デザートなどを提供するブースを展開します。各ブースで提供される色とりどりのお惣菜を自由にアレンジして食べることもできます。

引用
「タコは日本でタコスといいますが、今ハワイで大流行で、安くて簡単でおいしくて、たちながらでも食べられるのでとても楽しいものです」
「わが家のブランチ 猪熊ふみ子」『ミセス』第293号、昭和56年11月7日 発行、p.202

時間|10:00-14:00
場所|1階ゲートプラザほか
ブース|MASACASA TACOS マサカサタコス、季節を食べる食卓numar+百姓ミラクル、寧日、へちま文庫、久福ブルーイング本島、旅する ドコデモくう食堂、旅ベーグル&スパイス、地域に出会う商店 ふじたしょうてん、mitosaya薬草園蒸留所+CAN-PANY
参加料|無料、別途フード購入は必要
共催|丸亀市


年代不明 撮影:猪熊弦一郎 © 公益財団法人ミモカ美術振興財団

おもてなし②ウェルカムガーデン
タコスパーティーで盛り付けるためにハーブや野菜をタネから育てました。見て楽しみ、 食べて楽しむ小さなお庭です。

おもてなし③トークショー
mitosaya薬草園蒸留所を主宰する蒸留家であり、今回のタコスパーティーを演出した江口宏志と、独自の観察眼で食へのアプローチを続けるフードエッセイストの平野紗季子による、この日限りの特別な対談。タコスのもつ文化的包容力から香川・丸しのローカルフード、猪熊夫妻のおもてなしまで、「食」を基点に変幻自在に語り合います。トークショーのチケットには、mitosaya薬草園蒸留所のカクテルまたはノンアルコールカクテル、平野紗季子さん考案のノー・レーズン・サンドイッチ2個、MIMOCA'S BIRTHDAY特製木粉皿がセットになった、この日限りのスペシャルセットが含まれます。

時間|14:00-15:00
場所|2階ミュージアムホール
参加料|3,000円(スペシャルセット付き)
定員|170名

※トークショー詳細は下記イベントページをご覧ください。
開館32周年記念イベント MIMOCA’S BIRTHDAY トークショー

トークショーのチケットは下記リンクから購入いただけます。(Peatixのサイトにて11月10日10:00~販売開始)
https://mimocasbirthday2023.peatix.com/view

おもてなし④学芸員によるトーク「お話します。いのくまさんと絵のこと。」
当館学芸員がゲートプラザの壁画《創造の広場》や猪熊弦 一郎の絵画作品などをご案内しながら、猪熊とその作品、 また MIMOCA についてお話しします。

時間|11:00、11:30、12:00、12:30、13:00 (全5回、各回約30分)
集合場所|ゲートプラザ
申込|不要
対象|どなたでも
参加料|無料

おもてなし⑤ミュージアムグッズのセール
猪熊の「人々の身近なところに美しく、愉しいものを」という思いをもとに制作したオリジナルグッズを、特別に割引セールいたします。人気商品がこの機会にお安く購入いただけます。猪熊作品がデザインされたグッズを身近に置いて、日々の暮らしの彩りにしてください。

時間|10:00-18:00
場所|1階ミュージアムショップ
※セール対象外の商品がございます


おもてなし⑥ものづくりワークショップ
“すうじのつぶやき”を講師に、午前に数字を使ったおめん作りWSを実施します。午後は数字を使って自由に作品を制作できるオープンスタジオとして開放し、より多くの方にものづくりの楽しさを体験していただきます。

時間|10:30-12:00、13:30-15:00
場所|2階造形スタジオ
申込|午前は要申込、午後は申込不要
対象|午前は小学生以上、午後はどなたでも
参加料|午前 300円、午後 無料

↓詳細
ワークショップ&オープンスタジオ「すうじであそぼう!」


おもてなし⑦カフェの特別メニュー
カフェMIMOCAでお誕生日会の特別メニュー「プリン」が登場します。カフェオリジナルの旗を挿して、フルー ツを添えて、お誕生日らしく華やかなプリンを提供します。


おもてなし⑧テーブルセッティング
蒸留家の江口宏志とフードエッセイストの平野紗季子によるアートセンターでの特別テーブルセッティング。この日限りの二人のおもてなしをご堪能ください。


おもてなし⑨ミュージック
猪熊弦一郎が所有していたカセットテープを参考に、70年代~80年代の名曲の数々を自動音楽構築システムAISOがゲートプラザで時を超えて再生します。
AISO


TODAY'S MENU 英語版ダウンロード(PDF/555.8KB)

1. 昨年のマルシェの様子 撮影:福田ジン
2.ものづくりワークショップのイメージ画像  提供:すうじのつぶやき