MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

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MIMOCA 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
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2016年3月30日(水)-7月3日(日)
会期中無休
猪熊弦一郎は、晩年、マス目に人の顔を入れた作品を多く描いています。きっかけは妻の死でした。妻を想い、人の顔を描けばそのうち妻が出て来るのではないか、と描き始めましたが、次第に顔の造形そのものに注目するようになります。そして、不規則で面白い形をいろいろなバランスで配置することで、次々に異なる顔を描いたのです。本展では、集中して顔を描いた1988、89年の2年間を中心に、猪熊の顔シリーズをご紹介いたします。今年1月に芥川賞を受賞した滝口悠生さんの著書『死んでいない者』の装丁につかわれた《顔80》(1989)もご覧いただけます。 詳細

猪熊弦一郎《顔80》1989年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

2016年7月17日(日)-11月6日(日)
会期中無休
1955年から1975年までのニューヨーク滞在中に猪熊弦一郎が手がけた、企業の包装紙やテキスタイルなどのデザイン、店舗装飾など、画家としての感性を生かした仕事をご紹介します。あわせて猪熊がデザインした三越の包装紙「華ひらく」をモチーフに、今年の春、写真家ホンマタカシが撮影した新作《三越包装紙》も特別展示します。
また、猪熊は汚れや落書きのあるニューヨークの壁に優れたセンスを感じ、何枚も撮った写真を機会があるごとに友人たちに見せていました。1960年前後に制作された作品は、ニューヨークの壁が影響したかのような、ざらっと荒れた画面、しぶきや落書きのようにも見える筆さばきが特徴的です。どうぞご覧ください。 詳細

猪熊弦一郎《黄色の反響》1960年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団

2016年11月19日(土)-2017年2月12日(日)
*年末休館:12月25日(日)-31日(土)
猪熊は73歳になる年の1975年から1993年に亡くなるまで、1年の1/3程度、冬のあいだを暖かいハワイで、残る2/3は東京で制作していました。本展では、この約20年間の作品のなかから、広い空間のなかに形を少なめに配した作品と、画面いっぱいにたくさんの形を描き込んだ作品を選び、それぞれにおけるバランスをご紹介します。 詳細
2017年2月25日(土)-5月28日(日)
会期中無休
猪熊弦一郎(1902-93)はおよそ70年に渡る長い画業を通じて、これまでにないような新しい絵を描きたいと挑戦を続けることで、作風がどんどん変化しました。一方で、どんな作風においても、猪熊は一貫して「美」を描こうとしていました。本展では猪熊の画業を回顧し、作風の変遷を追うとともに、彼ならではの「美」の表現をご紹介します。 詳細

猪熊弦一郎《妻と赤い服》1950年
©公益財団法人ミモカ美術振興財団